次回の大会

日本18世紀学会第47回大会(於・慶應義塾大学・三田キャンパス)のお知らせ

 

日本18世紀学会第47回大会は、2025年6月28日(土)・29日(日)に、慶應義塾大学・三田キャンパス)で開催いたします。

開催校責任者は慶應義塾大学文学部の原田範行会員です。本大会では、小田部胤久氏(日本学士院・東京大学名誉教授)による特別講演「18世紀の申し子/鬼子としての美学」が開催されます。また、本学会恒例のレクチャー・コンサートも《バロック後期の器楽作品に見られる混合趣味》と題して行われます。石井明氏(慶應義塾大学)がコーディネーターを務め、慶應義塾大学古楽アカデミー・室内アンサンブルによる、バロック後期の音楽をテーマとした古楽器のアンサンブルが予定されています。

開催校企画となる共通論題のセッションについては、開催校責任者の原田範行氏(慶應義塾大学、英文学)をコーディネーターとし、「余白が語る18世紀」をテーマに、登壇者には貝原伴寛氏(早稲田大学、フランス史)、西尾宇広氏(慶應義塾大学、独文学)、若澤佑典氏(慶應義塾大学、英文学)、佐藤至子氏(東京大学、日本文学)をお迎えします。

プログラムの詳細は、以下のとおりです。要旨集はこちら(PDF)

 6月28日(土)

10:00-10:10   開会式(西校舎512室) 開会挨拶 王寺賢太(代表幹事・東京大学)

10:10-11:00   自由論題報告(1)
512室 伊藤優子(東京大学大学院)「ストロベリー・ヒル・ゴシック再考」司会:大石和欣(東京大学)
513室 土方咲(東京大学大学院)「ルイ=セバスチアン・メルシエの描く子どもたち―啓蒙期のフランスにおける子どもの表象―」司会:増田都希(東海大学)

11:10-12:00   自由論題報告(2)
512室 長谷陸(早稲田大学大学院)「「コモンロー・マインド」との対決―『ガリヴァー旅行記』における時間の政治学―」司会:中島渉(明治大学)
513室 山崎明日香(日本大学)「俳優ヨハン・クリスティアン・ブランデスにおけるフリーメイソン思想の解釈と受容」司会:斉藤渉(東京大学)

12:00-13:00  511室        昼食・幹事会(ただし13:00-13:30は新幹事会)

13:00-13:50   自由論題報告(3)
512室 岩本由美子(音楽家)「フランス革命戦争期の鍵盤音楽によるイギリス軍人に対するコメモレイション―新史料による J.L.ドゥセク の《海戦》の再検討 ―」司会:松原薫(武蔵大学)
513室 冨田晃(弘前大学)「ルソーの詭弁、『テルトル神父の博物誌』(1654)の解釈」司会:井上櫻子(早稲田大学)

14:00-14:50   自由論題報告(4)
512室 Shirley F. Tung (Kansas State University)“Rectifying the Controversial Afterlife of Mary Wollstonecraft’s Letters Written During a Short Residence in Sweden, Norway, and Denmark (1796)” 司会:小川公代(上智大学) 
513室 辻和希(富山国際大学)「本能と理性の中庸―ライマールスとコンディヤックを手掛かりにルロワの本能論を読む―」司会:淵田仁(城西大学)

15:00-16:30 特別講演
519室  小田部胤久(日本学士院・東京大学名誉教授)「18世紀の申し子/鬼子としての美学」司会:桑原俊介(東京大学)

17:00-18:00  西校舎ホール  レクチャー・コンサート《バロック後期の器楽作品に見られる混合趣味》 
講演:石井明(音楽学博士・慶應義塾大学教授)
出演:慶應義塾大学古楽アカデミー・室内アンサンブル(全体指導他:石井明)
共催:慶應義塾大学日吉音楽学研究室

18:45-20:45   懇親会(南校舎4F ザ・カフェテリア)

 6月29日(日)

10:00-10:50   自由論題報告(5)
512室 山下雄大(中央大学)「蜂起はなぜアナーキーを招来しないのか―93年のジャコバン主義における蜂起の権利と義務をめぐって―」司会:安藤裕介(立教大学)
513室 落合一樹(東京大学・日本学術振興会特別研究員(PD))「比喩としての奴隷制と字義通りの奴隷制」司会:武田将明(東京大学)

11:00-11:50   自由論題報告(6)
512室 飯田賢穂(筑波大学)「ジャン=ジャック・ルソーの友愛論―書簡592におけるprobitéの用法と道徳哲学の展開―」司会:坂倉裕治(早稲田大学)
513室 貫龍太(京都大学大学院ジュニアリサーチャー)「エドマンド・バークの理性的非国教徒批判における「教会と国家」観の二重性」司会:佐藤空(慶應義塾大学)

12:00-13:15 西校舎 527室  昼食・総会

13:15-14:05   自由論題報告(7)
512室 樋口朋子(神戸大学・日本学術振興会特別研究員(PD))「18世紀初頭オランダにおけるパンフレットから見たスピノザとファン・レーンホフについて―J.イスラエルの『急進的啓蒙』の批判的検討―」司会:笠原賢介(法政大学名誉教授)

14:15-17:00 西校舎527室  共通論題 「余白が語る18世紀」
14:00-14:10   趣旨説明 原田範行(慶應義塾大学)
14:10-16:45   第 1報告 貝原伴寛(早稲田大学)「歴史の余白の動物たち―『猫の大虐殺』の場合―」
         第2報告 西尾宇広(慶應義塾大学)「公共圏の余白の余白―「友情の世紀」のドイツ語圏文学をめぐる性と政治―」
         第3報告 若澤佑典(慶應義塾大学)「デイヴィッド・ヒュームをめぐる夢想―伝記ナラティブの余白と反実仮想の構想力―」
         第4報告 佐藤至子(東京大学)「古典の受容と余白」


◉懇親会について
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎4階 ザ・カフェテリア(〒108-8345 東京都港区三田2-15-45)
立食方式 参加費: 6000円
購入期限は6月12日(木)深夜です。当日会場でのお支払いはご遠慮下さい。申し込み用URL: https://jsecs47diner.peatix.com 
注意事項:出席を希望される方はお手数ですが上記リンクより該当する懇親会費チケットを事前にご購入ください。なお、お申し込みが上限人数に達した場合、受付を締め切らせていただく場合があります。ご了承下さい。

◉託児サービス利用費補助について
学会参加のため、託児サービスの利用が必要な方は、事前に学会事務局に御連絡いただき、各自お申し込みの上、後日領収書を学会事務局に送付してください。引き換えに費用の半額を学会で負担します。

◉非会員の参加について
大会期間中、当学会の会員でない方にも、1500円の参加費で自由論題発表・特別講演・共通論題の聴講をお認めします。あらかじめ参加費をお支払いの上、ご参加ください。
申し込み用URL: https://jsecs47.peatix.com

*なお、28日のレクチャーコンサートは慶應義塾大学日吉音楽学研究室との共催となるため、非会員も自由に参加できます。

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