国際学会からのお知らせ

日本18世紀学会は、34か国の18世紀学会を中心に構成される国際18世紀学会(ISECS: International Society for Eighteenth-Century Studies)に所属しています。

日本18世紀学会の会員は国際18世紀学会にも所属しており、当学会が主催する各種国際イベントへの参加資格を有します。

このページでは、国際18世紀学会に関する情報を順次お知らせしていきます。

国際18世紀学会の公式ホームページも併せてご確認ください。

 


2025年12月22日

2027年には国際18世紀学会(ISECS)の世界大会が、スペイン・サラゴサ大学において開催される予定です。
 
開催期間は2027年7月4日(日)~10日(土)、大会のテーマは、「啓蒙と平等(The Enlightenment and Equality)」です。
発表募集(Call for Papers)は、同年年明けに公表される予定です。
 
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
どうかお早めにご準備をいただければ幸いです。
 

2025年9月16日

国際18世紀学会特別国際会議(ISECS Conference in Paris 2026 / Colloque de la SIEDS 2026 à Paris) 発表募集の案内

ISECS Conference 2026(Paris)
主催:ISECS(=SIEDS)
会期:2026年6月10日(水)〜12日(金)
テーマ:Reframing the Enlightenment. Intellectual and political disputes today / Le défi des Lumières. Enjeux intellectuels et politiques

このたび、国際18世紀学会(ISECS /  SIEDS)では、2026年6月10日(水)〜12日(金)に  パリにて開催予定の特別国際会議「ISECS Conference 2026」の発表募集(Call for Papers)を開始いたしました。本大会のテーマは「Reframing the Enlightenment. Intellectual and Political Disputes Today / Le défi des Lumières. Enjeux intellectuels et politiques」です。本大会は、世界各国の18世紀研究者が一堂に会する最大規模の国際会議であり、学際的な研究交流の貴重な機会となっております。会員・非会員を問わず、18世紀に関する研究を行っておられる皆様のご応募を歓迎いたします。

詳細および応募要項は、添付のPDFをご覧ください。とりわけ若手研究者の皆様には、本会議への積極的なご応募を心より歓迎いたします。本会議は、啓蒙思想をめぐる現代の議論を主題とする学際的な国際会議であり、歴史的なEnlightenment(啓蒙)に関する研究と、現代における啓蒙への言及や批判とが、いかに相互に問いを投げかけているかという問題に焦点を当てます。
*添付のPDFのISECS/SIEDS会長 Daniel Fulda氏 (ハレ大学)のメールアドレスは誤ったものです。以下に記してあるdaniel.fulda[[at]]germanistik.uni-halle.de([[at]]を@に)が正しいアドレスです。

発表希望者は、以下を記載のうえ、ISECS/SIEDS会長 Daniel Fulda (ハレ大学)宛(daniel.fulda[[at]]germanistik.uni-halle.de  [[at]]を@に)に、2025年10月26日までにご提出ください。①発表テーマの概要(A4で約半頁) ②略歴(CV) ③下記の3つのセクションのいずれかへの希望配属
なお、旅費・宿泊費は主催者側が負担する予定です。会議の使用言語は英語およびフランス語です。

1. 社会的特権と排除
Enlightenment(啓蒙)をつくりあげ、そこから利益を得たのは誰なのか。啓蒙が主として白人男性とその支持者によって構想され、実行されたという点は問題なのか。それとも、そもそもその見方自体が誤っているのか。

2. 脱植民地主義的批判と啓蒙の遺産の活用のあいだで
現代における移民やそれに関連する人権という困難な問題に対して、脱植民地主義的批判を受けとめつつも啓蒙の遺産を活用するには、いかに折り合いをつけることができるのか。Europeおよび啓蒙を「周縁化(provincialize)」せよという要請と、より大きなグローバル・ジャスティス(世界的正義)を目指して啓蒙を再構想する可能性とのあいだを、いかにして乗り越え、調停することができるのか。

3. 認識論的な問い
そもそも啓蒙なるものは実際に存在したのか。
あるいはそれは、政治的利害によって動機づけられ、研究者たちがあまりにも容易に支持してきた事後的構築物(レトロスペクティヴな虚構)にすぎないのではないか。

N. B. 上記のパリでの国際会議は2027年7月11日~17日にサラゴサで開催予定の通常の国際18世紀学会大会とは異なる特別国際会議となっておりますので、ご留意ください。